厳選したヨーロッパのタンニン鞣しの革を中心に使い、一点物の総手縫いの革小物の制作・販売をしています。leon


by sittemasuka

S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

検索

カテゴリ

全体
お知らせ
詐欺サイトにご注意ください
レザー商品販売サイト
製作工程~革小物ができるまで
レザー作品
革小物オーダーについて
長財布・手帳セミオーダー説明
商品一覧と特徴
革の比較と特徴の説明
バケッタレザーとは?
革の経年変化とお手入れ
使用皮革
Many CHOICEとは
ギフトラッピングについて
お気に入りの良い物・本
長く続けてほしい旨いお店。
日々
純喫茶探訪
。。
ヘナアート
ラメヘナアート
アジア旅行記
沖縄
日本
民族楽器
夢の島オーストラリア
茅ヶ崎ギャラリー 
福岡
未分類

タグ

(514)
(277)
(200)
(196)
(190)
(181)
(167)
(146)
(126)
(124)
(92)
(90)
(75)
(67)
(66)
(65)
(58)
(51)
(44)
(36)
(32)
(29)
(22)
(18)
(18)
(17)
(16)
(16)
(16)
(15)

最新の記事

イタリアンバケッタレザー・ア..
at 2024-03-19 12:53
イタリアンバケッタレザー・ア..
at 2024-03-15 14:07
新色・トスカーナ産バケッタレ..
at 2024-03-15 13:59
イタリアンオイルバケッタレザ..
at 2024-03-10 13:04
新作・イタリアンバケッタレザ..
at 2024-03-04 16:21

記事ランキング

以前の記事

2024年 03月
2024年 02月
2024年 01月
2023年 12月
2023年 11月
2023年 10月
2023年 09月
2023年 08月
2023年 07月
2023年 06月
2023年 05月
2023年 04月
2023年 03月
2023年 02月
2023年 01月
2022年 12月
2022年 11月
2022年 10月
2022年 09月
2022年 08月
2022年 07月
2022年 06月
2022年 05月
2022年 04月
2022年 03月
2022年 02月
2022年 01月
2021年 12月
2021年 11月
2021年 10月
2021年 09月
2021年 08月
2021年 07月
2021年 06月
2021年 05月
2021年 04月
2021年 03月
2021年 02月
2021年 01月
2020年 12月
2020年 11月
2020年 10月
2020年 09月
2020年 08月
2020年 07月
2020年 06月
2020年 05月
2020年 04月
2020年 03月
2020年 02月
2020年 01月
2019年 12月
2019年 11月
2019年 10月
2019年 08月
2019年 07月
2019年 06月
2019年 05月
2019年 04月
2019年 03月
2019年 02月
2019年 01月
2018年 12月
2018年 11月
2018年 10月
2018年 09月
2018年 08月
2018年 07月
2018年 06月
2018年 05月
2018年 04月
2018年 03月
2018年 02月
2018年 01月
2017年 12月
2017年 11月
2017年 10月
2017年 09月
2017年 08月
2017年 07月
2017年 06月
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 10月
2011年 08月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 11月
2009年 10月
2009年 08月
2009年 07月
2009年 05月
2008年 12月
2008年 11月
2008年 10月
2008年 08月
2008年 07月
2008年 06月
2008年 05月
2008年 04月
2008年 03月
2008年 02月
2007年 12月
2007年 11月
2007年 10月
2007年 09月
2007年 08月
2007年 07月
2007年 06月
2007年 04月
2006年 09月
2006年 08月
2006年 07月
2006年 06月
2006年 02月
2006年 01月

画像一覧

ブログパーツ

ここにブログパーツのスクリプトを入れてください。
  • このブログに掲載されている写真・画像・イラストを無断で使用することを禁じます。

ブログジャンル

ファッション
シンプルライフ

ファン

皮革のエイジング(経年変化)についての説明です。時を刻む革小物Many CHOICE

最近お客様からお問い合わせいただきましたので、
タンニン鞣し(染料染め)のエイジング(経年変化)について説明いたします。

※私自身のエイジングのとらえ方ですので、これが正しいというものではありませんし、
革の種類、それぞれの方の使い方によって変わっていくものですので、
あくまで考としてお読みください。

革小物を選ぶ際に参考にしていただければと、思います。


{私自身のタンニン鞣し(なめし)
(染料染め)のエイジングの定義は、}


1・革の自らのオイルで、しっとりと
透明感のある光沢を増していく。
(手の汚れなどの油で光るのとは違います)


2・使い方によって、、繊維がほぐれ、馴染み、
柔軟性を増していく。
(革が割れたり、よれていくものではなく)


3・色にもよりますが、剥げるのではなく、深みのある色へと変化していく。
(汚れてくすんでいくものではなく)




{基本的な簡単なお手入れが重要です。}


いいエイジングをするためには、人の肌のように何よりも清潔に保ち、栄養を与えてやることが大事です。
しっかりと鞣されているタンニン鞣し(染料染め)の革は呼吸をし、
自らの良質なオイルを出してくれますので、
お手入れの基本は、非常に簡単です。


日常は
柔らかい布(綿100%がいいです。)で乾拭き、できれば馬毛などの柔らかいブラシで
ブラッシング。

汚れや、油や日焼け止め、化粧品など、薬品などで、
革を触った後は水で濡らした柔らかい布を固く絞り全体を優しく拭きあげて、
柔らかい別の布で拭いてあげるだけです。
それと、日頃清潔な手で優しくなでてあげると、
手からのオイルで、革はいい状態を保てます。



保管は、風通しのいい日陰がいいです。



染料染めのタンニン鞣しのいい革は、毛穴からオイルを出してくれるので、そのオイルで栄養を補給できます。
毛穴を汚れや薬品などで塞いでしまうと、オイルがでずらくなり、
呼吸が出来ない状態で、
汚れがたまり、栄養はとどこおり、
カビなどの原因にもなります。
(日頃革小物を使用していて、清潔な状態を保つと、ビが生えることは個人的にはないと思います。)



あまり十分に鞣されていない革や
素材の革の状態があまり良くない革
の場合、
栄養補用のクリームなどが必要かと思いますが、
素材と鞣しの良い革は、よほど長い間の使用でない限り、
クリームは基本的にいらないかと思います。

かえって、栄養が多すぎてクリームなどが残っていると、
カビの原因になります。




{エイジングする革の質と
コバ(革の断面)からみる革選びの視点}


個人的な経験によるものです。

牛革とひとこと言っても、非常にたくさんの種類
(革を鞣すタンナーによっても全然違います。)がありますので、
革小物を制作するまで分からないことだらけでした。


過去には、ブランド物のかなりいい値段の革小物を使ってきましたが、
今でも愛着がありながら、
手元にあるものは、ほんの数点の靴だけです。
エイジングをする革に出会ってからは、革の見方が
まったく変わりました。





「簡単な見分け方のポイント」は、

染料染め顔料仕上げです。

染料染めは浸透するもので、水彩絵の具が紙に染み込むイメージです。

顔料は、アクリル絵の具やペンキの様に、紙の上に層を作り、上にのっているイメージです。


簡単に考えて、染料染めは革に染み込むので、革の質感表情
ダイレクトに透けて見ることが出来ます。

なので、染料染めの革で、潤いがあり、状態がきれいな革は、素肌が綺麗な革です。




対して、顔料染めは上からペンキを塗るようなもので、質感や元々の革の状態や表情がわかりません。
ぱっと見は、均一で綺麗に見えます
毛穴も塞がれてしまうので、変化はペンキが剥がれるか、
汚れで光るかになってしまいます。


なので素材がいい、よく鞣された革に顔料仕上げをするとは
考えにくいです。

新鮮な魚は刺し身で食べますし、
状態があまり良くない、魚は加工をするのと似ているような気がします。



産地の表記についても、参考になるかと思います。

自信があって、おすすめできる物は、
食品のように、どこで生産され、どのようにこだわっているかを書くと思います。
国産では、どこのどんな状態の物でも国産です。



それと似ているものは、本革です。
原料は何かしらかの革であれば、
クロムなめし顔料仕上げでも本革ですし、
クロムなめし染料染めでも、
タンニン鞣し顔料仕上げでも、

タンニン鞣し染料染めでも

コンビなめし染料染めでも
コンビなめし顔料仕上げでも本革です。



シンプルに考えて、自信のある革でしたら、
素直にどこで作られて、どういう工程で、
どういう革かを書くとおもいます。
表現が曖昧なものは、自信がないものでは?ないのかと思ってしまいます。
革の値段も数十倍違います。



顔料の良い点はもちろんあります。
発色が良く、汚れがつきにくく、革の表面の状態は均一なことです。
水も、ペンキが水を弾くように、割れていない限り染み込みにくいことです。
なので、買った時の状態を保つには適しています。



●コバ(革の断面)の仕上げにも共通する所があります。
大まかに分けますと、

磨き仕上げ

顔料仕上げ

ヘリ返し(表の革を折り返す)仕上げ
があります。


コバの仕上げは千差万別なので、一概には言えないことを前提に書きますと。

磨き仕上げは、革の断面をそのまま磨き上げ、焼締め、蝋など人によって違いますが、
革の質の違いが出ます。

状態がひどくなければ、磨きな直しができます。
もちろん作り手によって、1工程にも出来ますし、
私もそうですが、10工程以上をかける方もいますので、
強度や仕上がりは全然違います。



●顔料仕上げは、ペンキを上に塗布するので、簡単にいえば、断面にそのまま塗れば終わりです。
見る限り出回っているほとんどの製品は顔料仕上げです。

ただこの顔料仕上げでも、しっかりと磨きがかけられ、
数回丁寧に塗り重ねている製品もありますので、
どちらが良いかは一概には言えないところです。

ただ、雑にゴムのような物が塗ってあるようなものは、
あまり丁寧に作られているものだとは思えません。
剥がれると、修復も難しいです。



「磨き仕上げ」でも「顔料仕上げ」でも、綺麗に仕上げられているコバはとても綺麗で、手触りもいいです。




●ヘリ返しは薄く漉いた革を折り返して、コバにするので、いい革を使っていれば、長持ちしますし、
あまり良い革でなければ、短い時間で擦り切れてしまいます。
擦り切れると修復は難しいです。

統一感もあり、内縫の物の用に、革と作りが良ければ長持ちします。



人それぞれですので、
どれが自分に合っているかによって、選んでいただければ良いかと思います。


{タンニン鞣し(染料仕上げの魅力)}

長くなりましたが、タンニン鞣しの染料染めの革は、
元々の革の状態が出ます。

生き物なので、傷もありますし、部分部分で質感も強度も違います。
水に弱く、傷もつきやすく、手入れも必要になっていきます。

手間はかかりますが、それ以上に「育てる楽しみ」があります。
生き物ですので、大げさではなく一つ一つ違います。

時を刻む革は、使い手によってエイジングも全然違います。
傷にそれぞれ思い出が刻まれていきます。

手間がかかり、情熱を持って人が作る革や革小物には、
便利さや均一さ以上の魅力があると思います。

手入れをしながら使うものは、どこにもない「自分の物」になつていきます。

そんな楽しみを感じていただければ、幸いです。



●最後に私が使っているルガトーとアリゾナの革小物の
一部を載せておきます。

皮革のエイジング(経年変化)についての説明です。時を刻む革小物Many CHOICE_f0032021_2081722.jpg


ルガトーはゆっくりゆっくりとエイジングをしていきます。
使い手だけがわかるようなスピードで、美しく熟成されていきます。


写真ではわかりづらいですが、参考になればと思います。
新品
皮革のエイジング(経年変化)についての説明です。時を刻む革小物Many CHOICE_f0032021_206529.jpg


エイジング
皮革のエイジング(経年変化)についての説明です。時を刻む革小物Many CHOICE_f0032021_207349.jpg

皮革のエイジング(経年変化)についての説明です。時を刻む革小物Many CHOICE_f0032021_2071186.jpg


新品
皮革のエイジング(経年変化)についての説明です。時を刻む革小物Many CHOICE_f0032021_207282.jpg


エイジング
皮革のエイジング(経年変化)についての説明です。時を刻む革小物Many CHOICE_f0032021_2074768.jpg




アリゾナは、たっぷりのオイルのおかげで、比較的早く色や質感が変化していきます。

新品
皮革のエイジング(経年変化)についての説明です。時を刻む革小物Many CHOICE_f0032021_2094963.jpg


エイジング
皮革のエイジング(経年変化)についての説明です。時を刻む革小物Many CHOICE_f0032021_2010737.jpg


新品
皮革のエイジング(経年変化)についての説明です。時を刻む革小物Many CHOICE_f0032021_20104726.jpg


エイジング
皮革のエイジング(経年変化)についての説明です。時を刻む革小物Many CHOICE_f0032021_2011947.jpg




エイジング(アルノブルー)
皮革のエイジング(経年変化)についての説明です。時を刻む革小物Many CHOICE_f0032021_13174268.jpg

皮革のエイジング(経年変化)についての説明です。時を刻む革小物Many CHOICE_f0032021_13175041.jpg




あくまで、一例ですので、実際にはそれぞれの方の使い方で、全然違いますし、
実際に使っている本人だけがわかる変化の方がはるかに多いので、
参考にしていただければと、思います。

Many CHOICE






気に入ってもらえたら、インターネットのサイトで
レザーで作った大事な作品たちを買ってもらえたらと、
思います。
一つ、一つ丹精込めて制作しています。

使っている革はタンニンなめし
(植物のタンニンで鞣した革)の革と
上質な(染料染めの)コンビなめしの革です。
(タンニン鞣しとクロム鞣し)

革の持つ味わいを残しつつ、
使っていくほどに味わいが出ていく革です。

こちらから、お願いします。
メインの販売サイトは

https://manychoice.stores.jp/

(クレジットカード払い・銀行振込・キャリア決済・コンビニ決済・paypal・後払い・楽天pay可能です。)




(後払い・ゆうちょ振込・コンビニ払い可能です。)

上記サイトのみ送料無料

こちらでも、販売しています。

http://www.iichi.com/shop/F8595193
(クレジットカード・コンビニ払い可能です。)


新しく、アジアへのロングステイや格言写真などを
載せていくブログを相方とはじめました。
革以外の記事は移行予定です。
良かったら覗いてみてください。





にほんブログ村 ハンドメイドブログ 革・革小物へ
にほんブログ村<


by sittemasuka | 2015-06-15 20:27 | 革の経年変化とお手入れ