厳選したヨーロッパのタンニン鞣しの革を中心に使い、一点物の総手縫いの革小物の制作・販売をしています。leon


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革のカビ対策について。サドルソープ(モブレイ)編・時を刻む革小物Many CHOICE

今回は、実験とともに革にカビが生えてしまった時の対処法の一例を紹介します。

特に今年のように長雨のときには、靴やカバンなど毎日使わないものがある場合、カビがはえることがあります。


原因は、湿気やケアをしないことによる、油や汚れ、食べかすなどとオイルなどのケアをやりすぎることで、

それを餌にして、カビが発生することがありますので、


今回は、愛用のカバンに実験台になってもらって、サドルソープ(モブレイ)ナイロンブラシ(コロニル)スポンジ(コロニル)シリカゲル・タピールフレーゲクリームを使った、ケアをしてみました。


靴の世界では知られていますが、なかなか革小物を水洗いすることは知られていないように感じます。


革は水に弱いわけではなく、水が水染み・色あせ・型崩れを引き起こしてしまうもとになりえるということです。


そもそも、革を鞣す段階で、大量の水が使われていますので、革は水に弱いわけではないことが、わかると思います。


水染み予防は、普段のブラッシング、水を固く絞った柔らかい布での水拭き・
乾拭き・ストッキング磨きです。
オイルが健康的に行き渡り、繊維が密で平らになっていれば、水は染み込みにくくなり、
浸透の度合いも浅くすみます。

逆に、オイルが切れパサパサな状態や、ならしていない傷があると、そこにより多く染み込みます。
(ブラシなどでならすと、傷が毛羽立ちの状態から、平らな傷になるので染み込みにくくなります。)



今回の実験の素材はイタリアンバケッタレザー「アリゾナ」です。

アリゾナは、しっかりとしたタンニンなめし・染料染め・バケッタ製法(オイルをたっぷりと染み込ませてある)です。

銀面(表面)はシボ。


※あくまで一例のため自己責任で行ってください。

※コードヴァン・スエードなどの起毛革・爬虫類の革・素仕上げのヌメ革(薄橙色のものは色の沈みが顕著です)
品質の良くない革は、洗い方の基本は一緒ですが、

コードヴァンは、洗ったあとに毛を倒す水牛の角が必要・

起毛革は、ブラシによる仕上げが必要

素仕上げヌメ革は、色が沈みやすいので、それを加味する必要があります。

品質の良くない革は、復元力に問題があるため、ヨレヨレ、パサパサ、型崩れを起こすことが予想されます。


※靴の場合は、シューキーパーと仕上げの工程が違うので、今度オールデンを洗うときにでも紹介します。





洗うときは、汚れがひどい時、不要なオイル分が層になっているとき、雨染み・浅いカビの時。
靴やカバンのようにハードに使われ、汚れがつきやすいものは1年に一回は洗ったほうが、キレイに保てます。

革小物は、日頃のケアをしていれば、数年は必要はないかと思います。





毎度、前置きが長くてすみません。


今回使ったのは、サドルソープ(モブレイ)ナイロンブラシ(コロニル)スポンジ(コロニル)シリカゲル・タピールフレーゲクリームです。





数ヶ月かけてカビを生やしてみました。

内側。外側は、撮り忘れてしまいました。



革のカビ対策について。サドルソープ(モブレイ)編・時を刻む革小物Many CHOICE_f0032021_16492342.jpg



まずは、ひたすらブラッシングで、カビを落としていきます。
床面(内側)は、ナイロンブラシ・

銀面(表面)は靴用の豚毛又は馬毛ブラシでひたすらキレイに落とします。
マスクをしたほうがいいです。


あらかた落ちました。


革のカビ対策について。サドルソープ(モブレイ)編・時を刻む革小物Many CHOICE_f0032021_1654299.jpg
革のカビ対策について。サドルソープ(モブレイ)編・時を刻む革小物Many CHOICE_f0032021_16541064.jpg


用意。
革のカビ対策について。サドルソープ(モブレイ)編・時を刻む革小物Many CHOICE_f0032021_16574154.jpg


次は水をまんべんなく染み込ませます。

革のカビ対策について。サドルソープ(モブレイ)編・時を刻む革小物Many CHOICE_f0032021_16561369.jpg


染み込ましたら、サドルソープ・ブラシ・スポンジで洗っていきます。


革のカビ対策について。サドルソープ(モブレイ)編・時を刻む革小物Many CHOICE_f0032021_1657933.jpg
革のカビ対策について。サドルソープ(モブレイ)編・時を刻む革小物Many CHOICE_f0032021_16572086.jpg


少し洗い流し、タオルで水気を拭き取ります。


後は、新聞などを詰め、形が崩れないようにベランダなどで陰干しします。
水が少し切れたら、シリカゲルを入れると尚いいです。


半乾きになってきたところで、必要であれば、ごく少量タピールフレーゲクリーム(復元力があります)を塗り、
完全に乾かします。

アリゾナはたっぷりとオイルを含んでいますので、あまり必要性を感じません。



※革は水に濡らし乾くと、その形状で固まる特性がありますので、密着しているところは、様子を見て離したり、型を直す感じで、乾かしていってください。





こんな感じにきれいになりました。

革のカビ対策について。サドルソープ(モブレイ)編・時を刻む革小物Many CHOICE_f0032021_1765887.jpg
革のカビ対策について。サドルソープ(モブレイ)編・時を刻む革小物Many CHOICE_f0032021_177823.jpg




洗う工程より、乾かす工程に少し注意が入りますが、革を洗ったあとは、洗いたてのシャツを着るように清々しい気持ちになります。


カビが生えてしまったら、捨てる前に、自分なりにも調べて、あくまで
自己責任で革の水洗いを試してみてはいかがでしょうか。


お役にたてれば幸いです。






新しく、アジアへのロングステイや格言写真などを
載せていくブログを相方とはじめました。
革以外の記事は移行予定です。
良かったら覗いてみてください。



by sittemasuka | 2016-10-28 17:11 | 革の経年変化とお手入れ